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Q&A|動画のOPが長いと言われた

Q. 動画にOPを付けたら「長いので飛ばした」と言われました。


せっかく頑張って組んだOPがいまいち評価されない、ってなかなか悔しいことですよね。できれば回避したいものです。似たような経験は私にもあります。昔「OPが長い」と言われたことがあり、最近はわざと短く済ませているんです。

OPは各動画投稿者なりに出せる最高の表現技法を駆使することが多く、作っている側としては思い入れがあります。ただその分、ついつい凝りすぎたり尺をとりすぎたりしてしまうので、気を付けなければなりません。

まずは「なぜ動画にOPを添えるのか」という動機を整理してみましょう。きちんとした理由もない映像表現は過剰になってしまいますから。

OPには、動画シリーズの統一感を出すことができたり、冒頭に内容のダイジェストを挟めたりできる、というメリットがあります。あくまでダイジェストなので、YouTubeに出すような動画のボリューム感でいえば、OPの長さは最大10~20秒くらいが妥当ではないでしょうか。

とはいえ、20秒くらい延々と図形や画像だけで場を持たせるのは、ちょっと荷が重いのも事実です。そこで1つ、視聴者を飽きさせないためのヒントを紹介します。参考にするのは写真旅シリーズ「18-300mmレビュー」回です。

ここで取り入れたのが、語りをOPに詰め込む手法です。冒頭約1分20秒を使って、あいさつ・投稿の経緯・レンズの紹介・印象的な作例をテンポよく仕上げました。喋りが飛び交うことで、ある程度ゆっくりした動きの背景でも飽きにくくなると思います。特に動画をシリーズ化するなら、「動画によって1本1本違う文言+いつもの決め台詞」のナレーションにすると盛り上がりますよね。

NHKの『映像の世紀』や『新日本風土記』は、毎度この「OP語り」で雰囲気をブチ上げようとしているので、参考になるかと思います。これらはどちらかというと壮大な映像作品ですが、動画の雰囲気に限らず、この「語りで何とか場を持たせるテクニック」は使えると思います。

長いOPを作る、というよりは「イントロを作る」という気持ちでいたほうが、いいものができるかもしれません。