写真旅のゲーム性
イギリスでの滞在も後半に差し掛かった時、私の友人が 「ヨークという街に行ってみないか」 と誘ってくれた。ニューヨークではない、イギリスの古き良き都だ。
城壁に囲われた美しく穏やかなこの街で、映像学区はいつものようにスナップショットを撮影していく。かつてないほど彩り豊かな構図の数々に出会う中で、写真旅 = eスポーツ / ゲームのようなものだ という価値観を見出した。写真というと高尚な芸術とか趣味としてとらえられがちだが、eスポーツ同様にカジュアルにもストイックにも楽しめるのではないかと気づいたのである。
写真旅のゲームらしい所とは、以下の点に有る。
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1. 制約
制約(縛り)はゲーム性を高める。
旅には時間的制約がある。限られた時間内でできるだけ自分の納得する1枚を持ち帰りたい。さらに訪ねる地によって文化的制約も課される。与えられたフィールドごとに得意不得意が生ずる。
今回であれば、曇り空・ヨーク・日帰りという縛りの中で、持ち合わせの道具でどこまで表現できるかが問われているのである。幸いこの街の治安は良好だ。大都市と比べればカメラを強奪されるリスクはまだ低い方と思われる。
2. 武器のカスタマイズ性
写真において 「武器」 となるカメラは、各々自由にカスタマイズすることができる。スマートフォン、コンデジ、ミラーレス一眼カメラ、取り付けるレンズやフィルター類を考えれば、無限の選択肢が存在する。
今回の得物となるカメラは FUJIFILM X-T3 だ。また単焦点・ズームをあわせて、3本のレンズをカメラバッグに装填しており、シーンに応じて使い分ける必要がある。
3. 一人称視点
一人称視点の動画は英語圏で 「First Person 〇〇」 などと呼ばれる。そしてシャッターを切ることを 「Shoot」 と英語でいう。構図を見つけて瞬時にカメラを構える姿は、まさしく 「First Person Shooter」 なのだから、GoPro越しにその様子を録画した本作は、FPSゲーム実況動画と呼んでも差し支えないだろう。例えが倫理的に適切かはさておき。
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ファインダーに現れる景色は、その場限りの一発勝負だ。2度目はない。だから毎度の”マッチ”を大切にしていく必要がある。ありきたりではないオリジナルの構図を発見できれば、得られる経験値と満足感は大きいだろう。






