2025/01/24 新時代との狭間で

雪原てとら 雪原てとら
2025年1月24日
2025/01/24 新時代との狭間で

1. 帝劇でレ・ミゼラブルを観た

東京・日比谷の帝国劇場でミュージカル 『レ・ミゼラブル』 を観ました。誰しもどこかで一度はこのタイトルを耳にしたことがあるような、比較的認知度の高い作品だと思われます。

19世紀のフランスをモチーフとしており、フランス革命以後の人々を感情を豊かに描いたストーリーです。全編にわたってセリフを歌い上げる形式をとっています。劇伴音楽は舞台下に構えたオーケストラ隊が生演奏します。

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劇中歌

帝国劇場って規模感からしてデカいんですよね。

優れた舞台・音響の中で繰り広げられる大勢の合唱は勇ましさがあって、久々に鳥肌立ちました。歌いながら舞台上で複雑に動き回るのほんとすごいなって感じです。モーショングラフィックス映像を観ているみたいな気分。

メインキャストにはそれぞれ独唱曲が用意されていました。登場人物の心情描写に沿って1曲テクニカルに歌い上げると、観客の拍手が飛び交うのがなんだか温かい雰囲気でした。

これまでもテレビ番組等で劇中歌を聴く機会がありましたが、特段それがエモい曲だ!とは正直感じていませんでした。しかし生で聴くと、もう印象が全然違いますね。素晴らしかったです。音楽を肌で聴くような感覚がありました。リアルで観て初めて気づく良さが演劇には沢山あります。

さようなら、(現)帝国劇場

帝国劇場は1911年にオープンした長い歴史をもつ劇場です。現在の建物は1966年から使われている2代目。玄関にこそ平成の匂いを残していますが、黒を基調とした外観は非常にスタイリッシュな印象です。ステンドグラスで光を取り込む開放的なロビーには先見の明を感じ取れ、年季の入っている大型ビルであることをつい忘れてしまいそうです。

レ・ミゼラブルは30年近く公演の続く息の長い演目でしたが、2025年から帝国劇場が建替工事に入る関係でクロージング公演を迎えることとなりました。まさに現帝劇の終幕に駆け込んだわけです。初めてのレミゼは感慨深い体験でした。

→ 『帝国劇場建て替えへ 新たな劇場の概要を発表』 (NHK NEWS WEB)  

 

2. YouTubeの自動吹き替え機能?

YouTubeで海外のチュートリアルを観ていると、オートダビング版 という自動音声吹き替え機能に対応した動画に遭遇しました。音声での多言語同時通訳に対応したんですね。びっくりです。

文章の情報密度ってどうしても言語に依存するので、英語→日本語だと、読み上げスピードが急に速くなったり遅くなったりします。ちょっと聞き苦しい。でもこの辺りも技術の進歩であっという間に解決していくんでしょうね。

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https://youtu.be/watch?v=5KcTpGvCzc0

 

3. 今週の音楽 『Mirage of Mind』

♪ Mirage of Mind - ハム Vo.F9

音楽ゲーム Deemo より。

映画のエンディングみたいな曲でして、サビ(0:47)の盛り上がりがすごい。Deemoはこういった優しい世界観のトラックが豊富です。でもゲームシステムにおける判定は全然優しくないらしいです。あくまで伝聞情報です。



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