1. カペリートの呪い
かつてNHKのEテレで放送されていた カペリート (Capelito) というアニメをご存知だろうか。一軒家で暮らすカペリート(実態はキノコ)を主人公にしたクレイアニメである。カペリートは魔法の鼻を持っており、鼻をプッシュすることで頭の傘をいろいろなものに変形できる。
15年前に本放送が終了したこの作品は、今なお多くの懐古厨ファンを抱える。人々の記憶に残り続ける理由は、カペリートが1人のキャラクターとして愛くるしい存在だからだろう。
キュートで魅力的なのは、一度見たら忘れないその容姿だけではない。カペリート自身が愛らしい声の持ち主なのである。毎度短いオープニング映像にて挨拶代わりに発せられる 「ハハァ↑」 という鳴き声には、多くの人を悩殺してきた過去がある。
そのカペリートが昨今、再びネットを賑わせている。きっかけは 「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」 というアニメのオープニング映像だ。当該映像のダンスがカペリートの動きにそっくりだったことで、マッシュアップ動画が作られ何万回も再生されている。
正直私はこの社会現象に恐怖している。理由はカペリートの呪いだ。カペリートを笑うとその後にろくでもない目に遭うのだ。
昨年夏、何気なくカペリートについて画像検索していたところ、Tiktokに掲載された1本の縦動画にたどり着いた。手作りのカペリート人形が不慮の事故で落下し、自慢のキノコの傘がちぎれるという衝撃の内容だった。
私は不覚にもこの動画で笑いが止まらなくなってしまった。
忘れもしない。それからわずか数日のうちに、それまでの自分には縁のなかった新型コロナウイルスに初めて冒されたのである。
@lasthesuna06 カペリート、、、#カペリート #カペリート好きと繋がりたい #カペリートも世代 #きのこオタクの日常 #キノコ#粘土 #粘土遊び
♬ オリジナル楽曲 - スナナ - スナナ
問題のTiktok
先週日曜日のこと。
いま話題の、「黒岩メダカとカペリート」 がYouTubeのおすすめに流れてきた時、私はちょうど大学の定期試験が終わって、少し気が抜けていた。迷わず動画をクリック。もちろん大爆笑だった。こんなの笑わないでいられるはずがない。
期待を裏切らないシュールさに感心し、小躍りしながらDiscordの友人にシェアしたくらいだ。そしてその翌日、私のXアカウントはいわれなき理由で凍結されることとなる。
カペリートの呪いは本物である。くれぐれも注意されたし。
ぼくのXをかえして!
2. イギリス土産のTfL行灯
ロンドン交通博物館で買いました。District LineのTemple駅が最寄りです。博物館は入場予約が必要でしたがなぜかシステムにアクセスできなかったのでお土産屋だけ散策。日本人だらけで笑っちゃいました。観光客なんてみんな考えることは一緒です。
3. 今週の音楽 『Gravity - 坂本真綾』
アニメ Wolf’s Rain より。2003年の作品。残念ながら4話で放送打ち切りとなってしまい以降の話数はOVAに収録されたようです。外国人に人気な古き良き質アニメの1つらしい。この世の中は知らないアニメだらけ。
大切な物を失った世界を1人で彷徨っているような、孤独感とか感傷がありつつ、でも心が浄化されるようなマイナスイオンを感じる曲。おや、作曲者はカウボーイビバップでおなじみの菅野よう子さんではないですか。そんな気がしていたんですよ。