Adobeフォトプランはもはやお得ではない?

雪原てとら 雪原てとら
2025年1月15日
Essay
「AffinityでAdobe脱出」 は本当に正しい戦略か.
Adobeフォトプランはもはやお得ではない?

Adobeがフォトプランの値上げを発表

2025年1月。Adobe Creative Cloud フォトプランの価格改定がアナウンスされました。Photoshop・Lightroom・Adobe Fontsをコスパよく利用できるプランであったことから、私もここ数年ずっと契約していました。

 

もともとフォトプランには20GB版と1TB版が存在していましたが、このたびの改定に伴って20GB版の新規契約ができなくなります。新規の人は1TB版(2,380円/月)しか選べないということですね。

数年前まで980円で使えていたのが信じられません。    

フォトプラン(20GB)フォトプラン(1TB)Lightroom単体コンプリートプラン
1,780円/月(新規不可)2,380円/月1,180円/月7,780円/月

 

ネット上では大騒ぎの模様。Adobeを抜け出し、代替候補のAffinityへ移行しようとする動きもみられます。

まぁいきなり 「脱Adobe」 するのは極端だとしても、脱フォトプランはかなり現実味を帯びている といえます。この記事では、どこまでAdobeに頼って生きていくのが最適解なのか探っていきます。


代替ツールとして・・・Affinity

結論から申しますと、映像学区と同じような用途を求めて今後Adobeを契約される方は、Lightroom単体プラン と Affinity Photoを併用するのもいいやり方なのではと思っています。

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本当にオトクなのか?

フォトプラン1TB ー Lightroom単体 = 差額¥1,200

6ヶ月も経てば、Affinity Photoの元が取れる計算です。


Affinityの地味にすごい点

1. 動作がめちゃ軽い

Adobe Photoshopと比較して、明らかに動作のレスポンスが速いです。Adobeのクリエイティブ系のソフトは、長年の歴史で機能を継ぎ足してごちゃごちゃしているのか、制作環境やプロジェクトを問わず、総じてどこかモッサリした挙動をします。

対してAffinityのソフトはどれもかなりサクサクと動くので非常に快適です。

2. psdやai形式のファイルにも対応

読み込みや書き出しに特段の制限もなく、素人目線ながら使っている限りは違和感がありませんでした。

3. 買い切り ¥6,500

Affinityは買い切りソフトウェアです。しかもこのお値段。ミラーレス一眼で撮影した大きなサイズの画像処理をPhotoshop同等に扱えるとなるとかなり良心的です。

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https://affinity.serif.com/ja-jp/affinity-pricing/

 

Affinityのイマイチな点

現在AffinityはバージョンV2がリリースされていますが、現時点でAdobeからまるごとお引っ越しできるか問われると、まだちょっと肯定しにくいところがあります。これには主に3つの理由があります。

1. Lightroomのような写真管理ができない

Affinity PhotoはRAW画像のレタッチに対応していますが、パソコン上の膨大な写真を一元管理する機能がありません。Photoshopの代わりにはなるけれど、Lightroomの代わりにはならないということです。

また調べた限りではLightroomプリセットも使えないようです。なんだかなーという感じ。

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2. Adobe Fonts を失う

趣味の範囲内である程度フォントにこだわりたい場合、現状Adobe Fontsが圧倒的にコスパに優れています。フォントメーカーのサブスクもありますが、ボリュームに対してどれも高価です。(Monotype Fontsやmojimoみたいな穴場もあるが、やはりAdobe Fontsは優秀。)

→ 『mojimo』

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3. 縦書きに公式対応していない

※有志の方による改造フォントで対応できるらしい?

→ 『日本語組版のためのフォント for Affinity』


結論

Adobeが偉大なのは認めますが、値上げするんだったらもうちょっと早く言ってほしいです。


偉大なAdobeの歴史


 

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