
動画を編集するとき、写真を取り入れるのはいい方法です。しかし最初は写真のレイアウトに悩むかもしれません。それは小難しいデザインの概念に慣れていないからです。
正しいレイアウトを学ぶことで、動画をスタイリッシュにできます。
この記事では、動画における写真のレイアウトを理解しましょう。
画像優位性効果
テキストと比べて、画像は理解が速い。この性質を「画像優位性効果」といいます。プレゼンテーションの資料や絵本では頻繁に挿絵が登場しますが、動画づくりでも同じことをやればいいわけですね。
いま流行りの「ゆっくり実況」でも、キャラクターイラストを使えるのが魅力です。
アスペクト比
動画と写真では、フレームのタテヨコ比「アスペクト比」が異なります。動画では16:9で、写真では3:2です。
この差は動画クリエイターにとって悩みの種になります。上下の狭い16:9の動画に3:2の写真を載せると、写真の上下がフレームと干渉したり、端が見切れたりするからです。レイアウトを整理する必要があります。
レイアウト例①|四角版

四角版レイアウトは、四隅すべてをフレームに納める方法です。
背景を白くしてみましょう。まるでインテリアや写真展のように、おしゃれなギャラリーを動画の上に作ることができます。

四角版は、複数の写真を並べるときにも便利なレイアウトです。


レイアウト例②|三方裁ち落とし
三方裁ち落としは、写真のうち3辺をフレームの端に寄せるレイアウトです。私の場合、写真とテキストを半分半分で分けるときに使います。

余ったスペースを使って、写真をテキストで説明したり、別の写真を貼ったりしてみましょう。うまくレイアウトが整います。


レイアウト例③|四方裁ち落とし
四方裁ち落としは、画面全体に写真を貼るレイアウトです。隅を犠牲にしますがダイナミックな表現が可能になります。構図に余裕のある写真で使えます。

四方裁ち落としで注意すべきなのは、とにかく構図です。余白のないカツカツの写真で司法裁ち落としレイアウトをやると、不自然な切れ方になります。
