みなさんこんにちは、雪原てとらです。今回はみなさんに「eizo-gak.com」というあたらしいブログをご紹介させていただくとともに、その立ち上げ経緯をお話しします。
なぜリニューアルするの?
「書く」ためです。
ゆっくり解説の原稿を50本ほど書いてきて気づいたことがあります。私の楽しんでいる趣味の1つが、執筆作業だということです。YouTubeの動画を完成させるまでにはいくつかの工程がありますが、その中でも原稿の執筆はとくに楽しい。
ブログはそんな私にとってありがたいスペースのひとつです。YouTubeのようにまとまった内容もいらないし、Twitterのように周りの意見を気にする必要もありません。すべてやりたい放題にできる。
書いていて心地よいブログデザイン
ドメイン・サーバー・Wordpress・そして対応テーマを用意すれば、誰でもカンタンに良いデザインのサイトを立ち上げることができます。しかしそれだけでは、旧ブログ「digi-gak.com」を続けることがかないませんでした。
心地よく執筆するための「環境の美」が整っていなかったからです。
digi-gak.comでは国産の無料テーマを採用。「あわよくば広告収入を」と一部の記事に広告を付けていました。しかしGoogle Adsenseやテーマの仕様が壁になりレイアウトが整いませんでした。そのデザインは満足のいく「美」とはならず、気が付けば記事執筆よりもカスタマイズに精を出す結果に。
そこではじめて「書いていて心地のいいデザインがなければ、ブログは継続できないんだなぁ」と気づきました。これは私だけかもしれませんが、UIの良さはアプリやサービスを使うモチベーションを左右します。
今回リニューアルにあわせて、海外のあるWordpressテーマを採用しています。カスタマイズに試行錯誤しましたが、ようやく「書くことに集中できるデザイン」に到達した気がします。もちろんダメダメな部分もまだありますがね…
ほどよい「美」「執筆」への追求はまだ続きました。
ブログ立ち上げにあたって参考にしたWebサイトがいくつかあります。その1つが FUJIFILMの「X Stories」です。ここにはFUJIFILMが作ったカメラに対する、写真家や開発者たちのTips・レビュー・こだわりなどがアーカイブされています。
X Storiesでは高度なWebアニメーションは使われていません。けれども、写真ギャラリーと文章そのものに「深み」があることで、見ごたえある記事を見せてくれるのです。これこそ理想だ!と感じました。
新・eizo-gak.comがやりたいこと
digi-gak.comでは記事を書いたまま放置していることが多いです。映像学区関連の記事も当時は「テキトー」な執筆をしていたので、誤字脱字・曖昧さの残る文章が残っています。今あらためて見ると、とっても恥ずかしい。そしてサムネイルやブログ全体の統一感もほしい。
新しい「eizo-gak.com」では、まず旧サイトの再編集(リライト)をすすめます。サイト公開にあわせて「映像学区」のタグが付いた記事を用意していますが、今後ここに書きこみを増やすことで映像学区にふさわしいアーカイブを作ります。
やりたいことはもう1つあります。写真や小さなクリエイティブ観を表現する場としてeizo-gak.comを使いたい。
私はFUJIFILMのミラーレス一眼を愛用していますが、写真をゆるくアップロードする場は限られています。YouTubeはメインの拠点ですが、じっくり写真を見ていただくには適しません。TwitterやInstagramは手軽ですが、いやでもView数が目に入ってしまいます。もっとゆったりした、自己中心的なメディアが欲しいのです。
映像学区はありがたいことに登録者2万人を抱える中規模のチャンネルに成長しました。視聴者のみなさまへの感謝を忘れることはありません。
でも登録者が増えるにつれ「見られるもの」「需要と供給のバランス」という考えに、私が徐々に染め上がっている気がしているのです。たしかにそれは登録者がいるチャンネルにとって当たり前の責務。けれど、昔のように純粋にやりたいことを好きなようにやるクリエイティブ・チャンネルも確保しておかねば、と焦りを感じました。
知識や思考のアーカイブサイト、View数を無視して作りなおすサイト。それが「eizo-gak.com」です。