1. 人生初のモバイルSuica
出先でSuicaの残金が残り僅かな事に気づきチャージしようと思ったら、財布の中に手持ちの現金が1000円札1枚しかありませんでした。しかもコンビニATMに寄っている暇もない。小学生の頃から15年近く愛用しているSuicaカードに愛着のある私は、それまでなんとなく敬遠してきたモバイルSuicaをこの時初めて使うこととなりました。モバイルSuicaであれば、クレジットカード決済でチャージできますからね。どうにか事なきを得ました。
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もともとモバイルSuicaはガラケー(フィーチャーホン)の頃から存在していましたが、当時は年会費が必要でした。
やがてApple・Googleが主導するスマホの時代へ突入。実際にApple Pay等で無料で利用できるようになるまでにはそこそこ時間を要した記憶があります。システム障害で改札を抜けられなくなったというニュースを見たこともあり、「便利そうだけど時々死ぬサービス」 という偏見で使用を躊躇していました。

しかし使ってみると本当に便利で、もう離れられなくなりそうです。最大の魅力は決済の圧倒的な速さ。Apple Payのエクスプレスカードに指定しておけば、iPhoneをかざすだけで支払いできます。ロック解除すら必要ありません。
長年、日常的なお買い物の主な決済手段としてクレジットカードのタッチ決済を使っていましたが、モバイルSuicaはVisaタッチよりも体感の応答性が優れており(ラグが少ない)、本当に一瞬で決済できるのですごいなと。Felicaの技術に裏付けられた交通系ICカード決済は日本の誇る偉大な発明だと思います。
2024年12月にJR東日本は、「Suica Renaissance」 と題してSuicaのさらなる進化戦略を発表したばかりです。ウォークスルー改札やSuica送金が当たり前となる未来が来るのはそう遠くないのかもしれません。
それこそ 「Suicaの原点である物理ICカードのほうが廃止される」 なんてこともありうるのでしょう。もしそんな未来の瞬間まで、私の青春時代のあらゆる移動を記録した — 定期券の上書きに上書きを重ねてこびりついたインクの消えない — 小汚いただ1枚の物理Suicaカードが壊れず生き残っていたら、大したものだと思います。実際ありえそう。
3. 今週の音楽 『いけないボーダーライン - ワルキューレ』
マクロスから1曲。仲の良い友人と真っ昼間からカラオケに行った際、この曲を選曲してきて妙にカッコいいなと思ったのでご紹介。スカパラチックな管楽器が気に入りました。2015年配信リリースというのがとても意外でした。それこそ初期のニコニコメドレーとかに乗っかってそうな、やや古めのアニソンの音作りに近しい要素を感じていたので。
ところで。「2015年が10年前」 という現実にはなんとか耐えられますが、 「 【ご注文はうさぎですか?1期 (2014年) 】 が現在の小学生1年生にとっては、生まれる遥か以前の古いアニメである」 という現実には耐えられそうにありません。
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