2025/05/14 雨の夜、街を歩いて

雪原てとら 雪原てとら
2025年5月14日
2025/05/14 雨の夜、街を歩いて

1. 今週の読書 「超訳ブッダの言葉」

★★☆ 価値ある読書

競争社会に疲弊気味の韓国でベストセラーになったとのことで購入。

仏教の始祖であるブッダの言葉を記した経典を、著者の小池龍之介氏が現代の言葉で(勝手に)それっぽく翻訳した読みやすい書籍です。想像以上に 筆者の独断と偏見による意訳 って感じでしたが不思議と嫌な感じはしませんでした。アンガーマネジメントの重要性とか、 「平常心」 とか 「善き人であれ」 みたいなメッセージを感じ取れます。

業(カルマ) みたいな語彙も相まって、冷笑や厨二病をこじらせる恐れがあるので中高生諸君にはおすすめしません。社会に放り出されて不安になったときに読むといいのかもしれないです。足るを知るって感じで心に平穏をもたらします。「〇〇が9割」 などと、安直なタイトルと欲張りな目標でビューを稼ごうとする近年の自己啓発本出版界隈に対し、一石を投じた真の自己啓発本。

超訳ブッダの言葉 エッセンシャル版
25万部突破のベストセラー『超訳ブッダの言葉』が待望の文庫エッセンシャル版として再登場!心のトレーニングメソッドとしての仏道を語って多くの読者から支持されている気鋭の青年僧・小池龍之介が、ブッダの言葉を経典から選び出し、超訳を施しました。驚くほどわかりやすく心に染み込んでくる言葉の数々は、あるときは心を静め、あるときは凛々とした勇気を吹き込んでくれることでしょう。* 本文から●君も相手も、やがては死んでここから消え去る誰かと敵対して争いが生じそうになったら、しかと意識してみるといい。君も相手もやがては死んで、ここから消え去る、ということを。君以外の人々は、「自分もやがて死ぬ」という真理をうっかり忘却しているけれども、君がこの真理をはっきり意識していれば、怒りも争いも静まることだろう。「どのみち、君もやがてここからいなくなる。どのみち、私もやがてここからいなくなる。じゃあ、ま…、いっか」と怒りを捨てて、平静さを取り戻すように。(法句経6)● 君以外の誰も君を傷つけない君を嫌っている敵が君に対してする酷い仕打ち、そんなものは大したことじゃない。君を憎む人が君に対してする執拗な嫌がらせ、そんなものは大したことじゃない。怒りに歪んだ君の心は、それよりもはるかに酷いダメージを君自身に与えるのだから。(法句経42)
超訳ブッダの言葉 エッセンシャル版 favicon https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-1814-0
超訳ブッダの言葉 エッセンシャル版

 

2. 山車の貴重な陸送シーン

相変わらず休日深夜のウォーキングを趣味にしております。暇だったので仙塩街道をとことこ歩いていたところ、誘導車付きの陸送トレーラーを目撃しました。鉄道車両でも乗っかっているのかと思いきや、なんと山車(だし)でした。

推測ですが、5月下旬に開催される 仙台・青葉まつりの仙台山鉾 で街を練り歩く山鉾なのではないかと思われます。毎年こうやって運ばれているんですね。すごいスピードで通過していきましたので、つかの間だんじりを観た気分でした。

※あとで調べたところ、どうやらアイリスオーヤマが出資している山鉾 「五穀豊穣山鉾」 だったようです。30年ぶりに新規製作された珍しい山鉾で、屋根上に並ぶ米俵が特徴です。

 

3. 今週の音楽 「プレタボルタ(feat.棗いつき) - Room97」

1人暮らしにようやく慣れてきた5月。雨の夜を歩きながら聴きました。ジャケット好き。


 

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