OpenStreetMapから取得したデータを用いて、都市の道路だけを描画した地図を出力できるサービスが「city roads」です。anvakaさんという方が制作されているもので、無料で利用することができます。映像学区では、写真旅の地域や舞台を紹介するアニメーション映像を作る際に、背景の情報量を増やす目的で使っています。Google EarthやGoogle Mapなどでは、余計なテキストや起伏が入ってしまうことが有り、よりシンプルな地図がほしい時はこちらを使っています。
こういうアニメーションの背景に使える
city roadsで横須賀市の道路を描画してみる
『city roads』→ https://anvaka.github.io/city-roads
アクセスするとシンプルな検索バーだけが現れます。city roadsでは、市区町村の単位で範囲を決めてから地図を取得するので、ここに取得したい地域の名前を入力します。今回は「yokosuka」と入力することにします。Enterキーで検索。
すると場所のいくつか候補が出てくるので、「横須賀市」を選びます。市や区ぐらいの単位であれば概ね問題ないのですが、巨大な都市や都道府県単位で取得しようとすると、場合によっては200MBを超える大きなデータとなるため、ハイスペックなPCでないと失敗することがあるようです。都会の道路だと時間がかかります。待てば取得できることも多いです。逆に地名と範囲の都合で、何も描画されずに処理が終わることも結構あります。
描画した地図をダウンロードする
横須賀の地図です。マウスのドラッグ・スクロールで任意の拡大率や位置に調整してください。あとは地図上で右クリックして「名前をつけて保存」を押せば、その時点で表示されている地図の画像をそのままダウンロードできます。
地図をカスタマイズしてみる
画面左上の「Customize…」を押してみましょう。
「Colors」→ 背景色や描画色をいじることができます。ただしAviUtl上でも、「基本効果」>「反転」>「輝度反転」で地図の白黒を反転できるので私はあまり使ったことがありません。お好みで。
「Onto a mug」→ 好きな都市の地図をマグカップにプリントして購入できます。そういうサービスがあるようです。私はまだ買ったことはありません(※「Zazzle」という外部のサイトに飛ぶ)
「As an Image (.png)」→ PNG形式で出力できます。市区町村表記・権利表記入りの出力に対応しています。
「As a vector (.svg)」→ svg形式で出力できます。Adobe illustrator用だと思います。
最近、OpenStreetMapから白地図も作れるようになった
最近 𝕏 で話題になっていたのを見て知りました。「Refill」というサービスです。興味があったら使ってみてください。