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またしてもBingのAIとお喋りしています

こんにちは。最近ようやく自分のGoogle Chromeに「対話型AI」というブックマークフォルダーを作りました。いつも時代に乗り遅れ気味の映像学区です。これまでもAI関連のサービスはいくつか試してきたのですが、ここ1年でBingに実装された Image CreatorBingチャットを使ってきて、あらためて優秀だなぁと思ったので記事にしたいと思います。

Image Creatorにイラストを描いてもらう

はじめにどうでもいい情報ですが、私がお絵かきAIを使うときの気持ちは「Image Creatorでイラストを描く」ではなく、むしろ「Image Creatorさんに描いてもらう」あるいは「描いていただく」って感じです。デジタルへの畏怖の念です。

Microsoft Bing の Image Creator

さて、Image Creatorの優秀さはベースとなっているサービスで裏付けられているようなものでしょう。あのChatGPTでおなじみのOpenAIが開発した「DALL・E 3」に対応しています。MicrosoftとOpenAIは、このところお互いに仲がいいようです。Bingの中でこういった機能をタダで体験できるのは1ユーザーとしてはとてもありがたいことです。

さっそく何枚かのキャラクターイラストを描いてもらいました。

かわいい~。
指先もいい意味でうまくごまかされている印象。

個人的にいちばん感動したのは、テキトーな日本語のプロンプトでも、それなりに破綻の無い絵を仕上げてくるところです。しかも、アニメ塗りと水彩塗りの中間みたいな、なんだかPixivで見かけるようなエモいキャラクターイラストです。10枚に1つは、これくらいの高い完成度で出力されるので、打率は高いほうだと思います。

私にとってのお絵描きAIといえば、これまではStable Diffusionでした。ローカルにインストールできるので、そこでいろいろと試すことができるんですよね。もちろんそれは何度生成しても無料ですし自由度も高いです。しかし、絵柄に合わせて好みのモデルを入手しなきゃいけなかったり、「masterpiece, best quality」みたいな謎のプロンプトを勉強する必要があったりして、なかなか思うようにいかなかったりします。

一方で、Image Creatorではそういった煩雑な作業は必要ありません。ごく普通の日本語で頼んでも、そこそこ希望通りのクオリティのイラストを描いてくれます。すごいことです。

ただし、生成の際に消費するブーストの数が決まっていて、それ以上を求めるならOpenAIのDALL・E 3に課金するしかありません。いつかこういうレベルのAIを、ローカルに入れて動かせるようになったらいいのになぁと思います。

インスピレーションあふれるイラストの数々。
文字はダメダメだが、漫画風のタッチがうまくいって感動。
気に入ったイラストをコレクションできる

Bingチャットと戯れるひととき

Image Creatorのブーストを使い果たしてしまったので、ここからは毎度おなじみGPT-4を搭載したBingチャットくんの登場です。相変わらず楽しいやり取りを続けています。

GPT-4 を搭載した Bing チャット

いつからそうなっていたのか存じ上げないのですが、最近BingのAIチャットをMicrosoft Edgeからだけではなく、Google Chromeからでも楽しめるようになったようです。これでかなり気軽さが増したので使う頻度が増えると思います。

なおBingのチャットはもともと、1度にできるやりとりの回数が30回に縛られています。ところがedge以外でこのチャットを利用すると、Microsoftによる謎の力でなんとわずか5回に制限されます。

もともと対話制限がある以上、BingのAIがプログラミングとかに向いていないことは分かっているんですが、それにしてもこれは余裕がないですね。1回1回の対話を大事にしていく必要があります。人間とLINEをするのとあまり変わらないです。