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有馬温泉で見つけたもの|関西写真旅

名前は知っている、あの観光地へ。

横浜在住の私にとって「有馬温泉」のイメージとは、地名こそ知っているものの「なんだか遠いところにあるんだろうな」というぼんやりしたものであった。せっかくの機会なので関西をクルマで巡る写真旅の途中、実際に有馬温泉に立ち寄ることにした。

神戸や西宮の街から見ると、有馬は六甲山の裏側に隠れている。Googleマップをなぞれば、とんでもなくアクセスの不便そうな場所に感じるが決してそんなことはない。高頻度の高速バス路線が、大阪・神戸の主要ターミナルと温泉街を直接結んでいるのだ。この日も温泉街の真ん中にある停留所では、次の発車を今か今かと待つ大型バスが軒をつらねていた。

訪問時はコロナ禍で人もまばらだったけれど、今はもっと賑やかで活気にあふれているに違いない。XF50-140mmF2.8で覗いた有馬温泉の光景には昭和の香りが残る。ただしそれは古く廃れたものではなくて、今に生き続けているものだ。