「反省」という言葉はなんだかネガティブに聞こえますが、まぁ「何が良かったかor悪かったか、単に振り返ってみようぜ」というだけのことです。PDCAのCをしようぜというだけのことです。私は大学の哲学の授業で「これまでの自分を反省して、死について13時間議論しようね」と言われたこともありますが、それよりかはカンタンなことかなぁと思います。
過去を振り返ってみようと思ったきっかけは、YouTube Japanによる公式プレイリストで、初期の映像学区が紹介されたことです。特にメールでの通知もなく突然紹介されたので、びっくりしましたし素直に嬉しかったです。
でも、いざ当時の動画を視聴し直してみると、やっぱりどうしても今より分かりにくい原稿だなぁと感じるし、見た目もあまり洗練されていないなぁという印象を持ちました。
やはり動画投稿者たるもの、たまには過去動画を視聴し反省する機会が必要です。
テーマ選び(原稿執筆)
映像学区におけるテーマ選びのやり方は結構独特です。ビジネスで伸びるジャンルを選んでもいいんですが、それだけではゆっくり映像学区の存在価値がありません。そこで、よくある一般論を穿った視点でつついてみたり、既存のチュートリアルに文句をつけながら作ってきました。「あなた今、カメラ制御って必要ですか?」とか「基本効果をやれよ」とか。
このようなアプローチで動画の原稿を書くと、それはそれはオリジナリティあふれる内容に仕上がります。
くだらない一般論や常識のフィルターを取り払えるので、意外にも物事の本質に迫れるのがメリットです。これからも楽しく原稿を書いていこうと思います。ただし毒を吐くのはほどほどに。
古くなった内容
投稿から3年も経てば、どんな情報も古くなります。サイトの閉鎖やソフトの統合などによるものが深刻です。とくに「Gravit Designer」の回はもはや役に立たなくなったため、再生リストから外しました。「映像学区の中から、あなたの役に立ちそうな情報だけを勉強してくれ」と時々言っているのも、こういったところに理由があります。
デザインの不一致
ゆっくり映像学区の再生リストをはじめから見た人は分かると思いますが、時間の経過に伴い、動画のデザインにかなり変化が生じています。うp主の成長ととらえれば悪いことではないのですが、やっぱり見づらいのは否めません。
「デザインを考えろと主張しておきながら、言っている本人のデザインが最適化されていない」ってのは結構恥ずかしいことです。とくにAviUtlに関する動画では、顕著にデザインの方向性がブレるのでなんとかしなければなりません。
対照的にうまくいっているのが写真旅シリーズです。こちらはデザインのブレがほとんどなく、ローワーサードを除けば一定の基準に収まっているかなと思います。写真旅の企画立ち上げの際に、ちゃんとレイアウトを考えておいて正解でした。
ちなみに、機材・場所を紹介するローワーサードが消滅したのは、編集ソフトを変えたためです(関西ドライブ旅の冒頭シーンを最後に、Premiere ProからDaVinciに移行)。
サウンド
映像学区のサウンドデザインは最悪です。特に「初期のOPの音量がうるさい」と何度か指摘を頂いています。すみません。正直、当時は映像のほうに集中しすぎて、まったくサウンドのことが眼中にありませんでした。その頃の失敗談も、いつか原稿にする必要がありますね。
なおAviUtlの音量(ボリューム)については、このすばらしい動画を観ましょう。
写真旅シリーズの音声についても触れておきましょう。こちらは、機材の割にはよく頑張ったなぁって感じです。「めんどくさい(ハンドリングが悪くなる)」という理由でカメラに外部マイクを付けなかった割には、かなりマトモな仕上がりになったように思っています。
写真旅の音声処理には少しこだわりを持っています。ゆっくりの読み上げ速度をいじったり、動画の環境音をイコライザーで削ったり、そこにゆっくりの語りが収まるようなMIX処理をしたりして、なるべく聴き心地のよい動画を目指しました。
OP・アイキャッチ
昔の大川優介さんの動画を観ていて、「OPがあると立派なチュートリアルに見えるなぁ」と感じたので、当初は映像学区でも毎度OPを付けていました。ところが切り抜き動画ブームが来た頃でしょうか、「映像学区を観るときにOPが冗長だ」とコメントで言われたことがあって、ばっさりカットしてしまいました。
厳密には、コメントが直接のきっかけだったというわけではなく、「うp主自身も映像学区を観るときに、無意識でOPをスキップしている」という事実にじわじわ気づいたのが大きかったんですけどね。
もっとも、なにか大掛かりな映像作品を作るときには新規でOPをつけたいですね。アイキャッチも同様です。そういえば、一時期「シーンチェンジ」と呼んでいたものについて、実は「アイキャッチ」と呼ぶのが正しかったようなので、これは素直に反省します。慣れない言葉を使うからこうなる。
投稿頻度
投稿頻度が落ちているのは、ちょっと申し訳なさを感じています。大学生活で色々手こずっているのと、制作スタッフを募集するほど余裕がないという理由でこうなっています。
焦ってつまらない動画を出すよりかは、じっくり原稿を練っておもしろい動画を作りたいと考えています。
まとめ:リメイクの必要性
ここまでの反省を通して思うのは、そろそろ「過去動画のリメイク」が必要な時期に差し掛かっているなぁということです。写真旅やアニメーションに関する原稿が溜まりに溜まっているので、すぐには取り掛かれないのが現状ですが、いつかはやらなきゃいけないことでしょう。いつも動画へのご意見・ご感想、誠にありがとうございます。