今日は、FUJIFILM X-T3というミラーレス一眼からバッテリーが抜けなくなって、とても焦ったというお話をしましょう。
ふだん私は「ゆっくり映像学区」というタイトルで様々な写真旅やVlogを投稿しています。しかし、リアルでは忙しい大学生として生きているので、毎日カメラを触っているわけではありません。それでも、ふとした時にパッと手に取って写真が撮れるよう、X-T3と単焦点レンズのコンビで部屋に飾っています。もちろんバッテリーは入れたままです。
しかしこれがすべての始まりでした。
先日、「しばらく写真撮っていないなぁ」と思って、カメラの電源を入れると液晶が点きませんでした。まぁよくあることでバッテリーが放電してしまったようです。X-T3 は USB-C端子から給電できるので、普段はわざわざバッテリーを取り出しません。ただその日はちょうど手元に予備バッテリーがあったので「入れ替えたほうが速いじゃん」と思いました。
ところがなんということでしょう。
蓋を開けてロックを解除してもバッテリーが滑り出てこないのです。えっ……?
こういった事件は誰でも起こりうるなぁと思ったので、私が試した対処法をまとめます。困っている方は参考にどうぞ。ただし無理はよくないので、どうしても出てこないときはサポートや修理を頼ってください。
ガムテープを貼って引っぱる
デジタル一眼レフのバッテリーが出てこない!簡単な取り出し方を紹介します | Tanweb.net
ガムテープをバッテリーにくっつけて引っ張るという方法があるようなので試します。テープに余裕をもって「引っ張りしろ」を作るといいです。コツは、テープをバッテリーにしっかり粘着させること。
粘着面だけは剥がれないよう押さえながら、テープの「引っ張りしろ」を指で引きます。何度か試してバッテリーの先っぽだけ引っ張ることができました。
ピンセットで掴んで引っぱる
バッテリーのアタマが出てきたところでガムテープが剝がれてしまったので、あとはピンセットで強引に引っ張ることにしました。
バッテリーのロゴ面が引っかかっているのですが、他の面には少しだけ隙間があります。バッテリーを引きやすくするため、隙間にゼムクリップを挿し込んでおきます。
「出てきてくれ……」と神頼みしつつピンセットで引っ張ると、なんとかバッテリーを救出できました。あぁよかった。
教訓
今回の事件で得た教訓。
なぜバッテリーが膨張したのかはわからないですが、なんにせよ使わないバッテリーをカメラの中に入れっぱなしにするのは、リスクがあるなぁと思いました。旅先でのトラブルじゃなくて本当によかったです。
もしかしたら、互換バッテリーゆえのトラブルだったのかもしれません。写真から見て分かる通り、引っかかったバッテリーはNP-W126S型バッテリーの互換品でした。
もともと互換バッテリーは、純正品に比べてバッテリーの持ちと耐候性が悪いので、旅でのバックアップ用にとどめておくべきでしょうかね。少なくとも今後は、「互換バッテリーを入れっぱなし」という状態をなるべく避けたいなと思いました。